■私たちは経営理念「Be SMiLE」達成の為に「Be ARTiST」を使命として成長して参ります。
当社が事業を通じて達成したいビジョンは「Be SMiLE(笑顔になる)」です。これは、当社の社員が笑顔になるだけでなく、お客様・取引先・地域を笑顔にして行くというビジョンです。仕事はもちろん楽しいことばかりではありません。壁にあたった時こそ、笑顔を大事にして乗り越えていく気持ちを持って欲しいと考えています。もちろん、辛い時に涙を流すことや気持ちが落ち込む日もあります。けれど、その様な壁に向かっていき、笑顔で乗り越えて行けば、自分自身はもちろん関わる人の人生も豊かにできます。
人生の中で多くの方が、最も多くの時間を費やす「仕事」を笑顔で向き合えることは人生を楽しむ上で重要なことです。その為に、当社の使命を「Be ARTiST」としております。この意味は「自身の仕事を芸術家の様に向上心と拘りを持って、成長を楽しめる人になる」と定義しています。成長を楽しめる集団となることで、自社や個人の成長に留まらず、地域・業界の成長に寄与していくことを目指しています。
「Be ARTiST」になる為の行動指針として「情熱(パッション)」「論理(ロジック)」「倫理(モラル)」を行動三方針としています。情熱によって感動、感謝が得られ、論理によって安心が得られ、倫理によって信頼が築かれます。この三方針を徹底していくことによって、社会に笑顔を広げていけると考えています。
■アート不動産で求められる人物像
「家族のため」に働ける人は、
「社会のため」に働くことができる人
自分の「家族」に感謝できる方です。
私が社会で働き始めて21〜22年になりますが、社会の定義について考えたことがあります。「社会人」というのは、社会に出て働いている人だけではなく、専業主婦や定年退職された高齢者の方々など社会に関わっている人は全て含まれていると思っています。人間は社会によって生かされています。社会によって生かされているのであれば、「働く動機」を考えた時、自分のためだけに働くというのはすごく違和感のあることだと感じました。
「社会に生かされているから、社会へ恩返しをしたい」という価値観やそれに対する温度差は人それぞれあっていいのですが、「社会」の最小単位は「家族」だと思うのです。「地域のために働こう」という気持ちは勿論持ってほしいのですが、自分を育ててもらった家族に対して感謝の気持ちを持っていなければ、「自分を育ててもらった地域社会のために働こう」という考え方に実感が持てないのではないかと思います。
基本的に人というのは、家族に守られ、支えられて大きくなります。中には施設等で育ったという人もいるかもしれませんが、そういう方々も含めて一人で生きてきたという人はいないはずです。だから、せめて育ててもらった人達への感謝の気持ちは持って頂きたいと思っています。自分のための給料や福利厚生、休日数で働く会社を選ぶということも悪くはありませんが、そこに全ての価値観が向いてしまって、自分のためだけにしか生きないということは、人としてとてもさみしいことではないでしょうか。企業によって様々な労働条件や労働環境があると思いますが、自分のためだけではなく、誰かのため、他人のためという気持ちを持って選んでほしいと思っています。会社のために生きてほしいとは思わないですが、根っこの部分に「家族のため」「誰かのため」という思いがある人は、チームである職場の同僚のため、お客様のため、また会社を通じた社会貢献のため、と価値観を広げていくことができる人だと思います。
はじまりは「社会のため」と思われていなくても、「家族のため」という気持ちがあればそれで充分だと思っています。
「社風」というものを確立することはとても難しいことだと思います。根っこの部分は変わらないとしても、会社の事業規模や経営的なタイミングで色々と変わっていくものだと思っています。
その中でも「相手を尊重する気持ち」というものは残していきたいです。中小企業は「想いで動いている」と最近よく思います。逆に大企業では一人ひとりの想いで会社を動かしていくことは難しいので、確立された“ルール”に基いて動いています。中小企業の弱点は、想いが強すぎてルールが浸透しにくいことです。新しくルールが出来たとしても、現場を知らなくて作ったルールを徹底するのは難しいと言って、いつの間にか現場がルールを浸透させずに終わらせてしまうことは、中小企業ではよくあることだと思います。その点、大企業においては、たとえ上層部が現場のことを知らずに作ったルールだとしても組織として徹底されていきます。大企業になればなるほど、ルールの徹底に対する意識が強く、そういう面では大企業のルール徹底に憧れもあります。
ですが、中小企業におけるルール徹底の弱さが全てマイナス要素だとは思いません。そういう性質を逆に利用し、現場から上層部に対する意見を活性化させていくことが出来れば、中小企業ならではの強みになると考えています。今後確立していきたい社風は、そのような中小企業ならではの意見を言いやすく、想いを伝えやすいという文化を残しながら、大企業のような組織の規律の徹底と維持を上手く融合させていくことです。
やはり“助け合い”の精神をベースに持ち、自分のためだけに動くスタッフはいないということが当社の強みだと思っています。
企業における“強み”というのは、私の中ではとても抽象的なものだと思っています。当社がアパマンショップやSUMiTASに加盟している等、業務体制的な強みは色々あります。ですが、結局分かりやすい強みがある企業というのは、逆に言えば簡単に真似されやすいということでもあると思います。
色々な強みが複合的に重なり合って、総合的に成長できているということ、一言では表現しづらい魅力を持っていることが、他社には簡単に真似出来ない当社の強さだと思っています。
その中で、社員みんながお互いを思いやる気持ちを持って、そういう社風を大事にしながら、結果として成長してこられたことが、私たちの強さに繋がっているのだと感じています。
一人ひとりの人材と向き合い、
会社を作っていく
新卒採用の時ほど企業研究ができる期間はないと思います。何十社もの企業説明会に出られて、何十社もの合同説明を聞いて、応募・募集要項数でいえば100社〜200社の応募・募集要項ができるなんてことは、おそらく1度社会人になってしまえば、そんな機会を得ることはできないでしょう。まずはこの就職活動の環境をありがたいことだと思い、人生においてとても重要な時期であるということを認識してほしいと思っています。
また大企業と私たちのような中小企業の違いは色々あると思いますが、私は中小企業の方が、入ってもらった方を長く働いて頂けるようにしっかりと育てていこうという思いは強いと思っています。大企業は組織体が大きい分、ルールに則ってリストラをはじめ人材整理をされる機会も多いと思いますが、私たちは組織体制が限られて
いる分、一人ひとりの人材と向き合い、話し合いながら、人を育て、会社を作っていこうという意識が強いと思います。
企業研究においても、中小企業の方が、経営者の「色」がそのまま企業の「色」となり、それがそのまま「社風」となっているケースが多いと思いますので、それぞれの企業の実態をより深く理解しやすいと思います。
昨今、一度入社して、自分に合わないからと短期間で辞めてしまわれる方も多いですが、それはとても勿体無いことです。新卒採用時に対して中途採用の場合は、就職活動の環境面が大きく異なりますので、選択肢も大幅に制限されます。やはり、今の時期に悔いを残さずにしっかりと企業研究をして、就職先を選んでいってほしいと思います。