メッセージ

株式会社アート不動産
代表取締役 吉田 宏

■経営理念である【地域社会に必要とされる企業・お客様に愛される企業】の実現にあたって、最も重要なこと

私たちが会社を愛さなければ、
お客様も会社を愛してはくれない

経営理念の実現にあたっては、社員の定着率を更に強化していくことが必要だと考えています。

当社は平成13年開業となりますので、今年で18年目を迎えます(平成30年現在)。ようやく在籍10年を超えた“選手”が何人か揃ってきております。これからも10年選手、20年選手をどんどん増やしていくことが必要だと思います。

「お客様に愛される企業」と理念に掲げておりますが、本当の意味で「愛する」「愛される」ということには、“時間”がかかると思っています。衝動的に会社を「好き」になる気持ちと、心から会社を「愛する」気持ちとでは明確な違いがあるのではないかと思うのです。私たち自身が心から「アート不動産」という会社を愛さなければ、お客様も私たちの会社を愛してくれることはないでしょう。

結婚において「愛を育む」という表現がありますが、入社1年目の社員の「会社を愛している」という言葉と、入社10年目の社員の「会社を愛している」という言葉とでは、その重みと意味合いは全く違うものとなります。

そういう意味で、社員の定着率を向上させ、長く在籍してくれる社員を増やしていくことが、私たちの理念を達成していく上で、とても大切なことだと思っています。

ともに働く社員のみなさんが、結婚や出産など、様々な人生の転機を経ながら、「アート不動産」で働いてくれる。そういう職場環境を実現していきたいと思っています。

■アート不動産で求められる人物像

「家族のため」に働ける人は、

「社会のため」に働くことができる人

自分の「家族」に感謝できる方です。
私が社会で働き始めて17〜18年になりますが、社会の定義について考えたことがあります。「社会人」というのは、社会に出て働いている人だけではなく、専業主婦や定年退職された高齢者の方々など社会に関わっている人は全て含まれていると思っています。人間は社会によって生かされています。社会によって生かされているのであれば、「働く動機」を考えた時、自分のためだけに働くというのはすごく違和感のあることだと感じました。
「社会に生かされているから、社会へ恩返しをしたい」という価値観やそれに対する温度差は人それぞれあっていいのですが、「社会」の最小単位は「家族」だと思うのです。「地域のために働こう」という気持ちは勿論持ってほしいのですが、自分を育ててもらった家族に対して感謝の気持ちを持っていなければ、「自分を育ててもらった地域社会のために働こう」という考え方に実感が持てないのではないかと思います。

基本的に人というのは、家族に守られ、支えられて大きくなります。中には施設等で育ったという人もいるかもしれませんが、そういう方々も含めて一人で生きてきたという人はいないはずです。だから、せめて育ててもらった人達への感謝の気持ちは持って頂きたいと思っています。自分のための給料や福利厚生、休日数で働く会社を選ぶということも悪くはありませんが、そこに全ての価値観が向いてしまって、自分のためだけにしか生きないということは、人としてとてもさみしいことではないでしょうか。企業によって様々な労働条件や労働環境があると思いますが、自分のためだけではなく、誰かのため、他人のためという気持ちを持って選んでほしいと思っています。会社のために生きてほしいとは思わないですが、根っこの部分に「家族のため」「誰かのため」という思いがある人は、チームである職場の同僚のため、お客様のため、また会社を通じた社会貢献のため、と価値観を広げていくことができる人だと思います。
はじまりは「社会のため」と思われていなくても、「家族のため」という気持ちがあればそれで充分だと思っています。

■アート不動産の目指す「社風」
「想い」を伝えやすい社風と、
規律の徹底・維持の融合

「社風」というものを確立することはとても難しいことだと思います。根っこの部分は変わらないとしても、会社の事業規模や経営的なタイミングで色々と変わっていくものだと思っています。
その中でも「相手を尊重する気持ち」というものは残していきたいです。中小企業は「想いで動いている」と最近よく思います。逆に大企業では一人ひとりの想いで会社を動かしていくことは難しいので、確立された“ルール”に基いて動いています。中小企業の弱点は、想いが強すぎてルールが浸透しにくいことです。新しくルールが出来たとしても、現場を知らなくて作ったルールを徹底するのは難しいと言って、いつの間にか現場がルールを浸透させずに終わらせてしまうことは、中小企業ではよくあることだと思います。その点、大企業においては、たとえ上層部が現場のことを知らずに作ったルールだとしても組織として徹底されていきます。大企業になればなるほど、ルールの徹底に対する意識が強く、そういう面では大企業のルール徹底に憧れもあります。
ですが、中小企業におけるルール徹底の弱さが全てマイナス要素だとは思いません。そういう性質を逆に利用し、現場から上層部に対する意見を活性化させていくことが出来れば、中小企業ならではの強みになると考えています。今後確立していきたい社風は、そのような中小企業ならではの意見を言いやすく、想いを伝えやすいという文化を残しながら、大企業のような組織の規律の徹底と維持を上手く融合させていくことです。

■「アート不動産」の強み
他社には簡単に真似出来ない強さ

やはり“助け合い”の精神をベースに持ち、自分のためだけに動くスタッフはいないということが当社の強みだと思っています。
企業における“強み”というのは、私の中ではとても抽象的なものだと思っています。当社がアパマンショップやハウスドゥに加盟している等、業務体制的な強みは色々あります。ですが、結局分かりやすい強みがある企業というのは、逆に言えば簡単に真似されやすいということでもあると思います。
色々な強みが複合的に重なり合って、総合的に成長できているということ、一言では表現しづらい魅力を持っていることが、他社には簡単に真似出来ない当社の強さだと思っています。
その中で、社員みんながお互いを思いやる気持ちを持って、そういう社風を大事にしながら、結果として成長してこられたことが、私たちの強さに繋がっているのだと感じています。

■松山の不動産市場の展望
「住宅のプロ」の不動産会社として、
お客様のご要望に応えていく
向こう10年のスパンで捉えるならば、現在の不動産市場の延長線上から大きく外れることはないと考えております。
家を購入される方々の傾向を踏まえても、私たちがビジネスモデルとしてターゲットとしている不動産、顧客層は今後10年間は増大していくと思われます。
また松山市の不動産業界の中で、当社のビジネスモデルは益々力を発揮できると考えております。それは、私たちのように不動産業を主体として、不動産業と建築業の両方の免許を持っている不動産会社が少ないからです。松山市には800社の不動産会社がありますが、その殆どの会社様は建築の免許を持っていないのが実情です。
実は一般的な不動産会社は「住宅」についてはほぼ「素人」です。お客様が住宅を購入に来られて、「この家、リフォームしたらどうなりますか?」と聞かれても、「自分たちは不動産会社であり、建築屋ではないのでリフォームについては分かりません」と普通に答えるでしょう。または、お客様が土地を購入に来られて、「この土地に家を
建てたら、どんな家が建ちますか?」と聞いても、「いや自分たちは不動産会社だから、家のことは建築業者や工務店に聞いてください」と、殆どの不動産会社は答えると思います。
お客様は「家」を買いに不動産会社に訪れているのに、当の不動産会社が「家のことは分からない」と言ってしまう不動産業界の現状には違和感を感じています。
やはりお客様の立場からすれば、「しっかりと建築の知識のある不動産会社」から家を買いたいという思いは当然だと思いますし、今後のその流れは強くなってくると考えています。インターネットなどの普及に伴い、不動産の情報の価値は下がり、不動産会社が情報を囲い込んで商売をする時代ではなくなってきています。
当社は、建築のことをちゃんと理解し、家のこともちゃんと詳しい「住宅のプロの不動産会社」として、お客様のご要望にしっかりと応えていきたいと思っています。
■就職活動中の方へのメッセージ

一人ひとりの人材と向き合い、

会社を作っていく

新卒採用の時ほど企業研究ができる期間はないと思います。何十社もの企業説明会に出られて、何十社もの合同説明を聞いて、エントリー数でいえば100社〜200社のエントリーができるなんてことは、おそらく1度社会人になってしまえば、そんな機会を得ることはできないでしょう。まずはこの就職活動の環境をありがたいことだと思い、人生においてとても重要な時期であるということを認識してほしいと思っています。
また大企業と私たちのような中小企業の違いは色々あると思いますが、私は中小企業の方が、入ってもらった方を長く働いて頂けるようにしっかりと育てていこうという思いは強いと思っています。大企業は組織体が大きい分、ルールに則ってリストラをはじめ人材整理をされる機会も多いと思いますが、私たちは組織体制が限られて

いる分、一人ひとりの人材と向き合い、話し合いながら、人を育て、会社を作っていこうという意識が強いと思います。
企業研究においても、中小企業の方が、経営者の「色」がそのまま企業の「色」となり、それがそのまま「社風」となっているケースが多いと思いますので、それぞれの企業の実態をより深く理解しやすいと思います。
昨今、一度入社して、自分に合わないからと短期間で辞めてしまわれる方も多いですが、それはとても勿体無いことです。新卒採用時に対して中途採用の場合は、就職活動の環境面が大きく異なりますので、選択肢も大幅に制限されます。やはり、今の時期に悔いを残さずにしっかりと企業研究をして、就職先を選んでいってほしいと思います。